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子供を叱るポイントと叱る度合いについて

先日、咳がひどかったので病院に連れて行ったのだけど、月曜の午前中に行ってしまったので思ったよりもやはり待ち時間が長く。

 

お気に入りのアンパンマンの本などを持っていたものの、まぁそのうち飽きるわけで。

元気はつらつな男の子なので、じっとしていられるわけがなく、いたずらを探したり、ちょこまか動いていた息子くん。

そこに知り合いの女の子もいたものだから、2人で遊び始めました。

お互いに顔を合わせて笑ったり、追いかけ合ったり、病気なことも忘れて楽しそうなご様子。

 

薬の待ち合いの時間になって、薬のカウンターの近くが走り回れるほどの少し広いスペースになっていたので2人できゃっきゃと軽く追いかけっこし始めたんです。

 

 

子供が好きそうなおばさんが通りかかるとその2人の楽しそうな様子に「まぁ、かわいいわね」といった様子で愛のある表情でほほえみかけてくださったりしたものの、

子供が嫌いそうなおじさんに「おい、子供、だまらせろよ!病気の人もいるんだぞ。」

と怒られてしまいました。

 

今まで私の中で泣いている子供=うるさいと思われるから泣き止ませなきゃという気持ちはあったものの、笑っている子供は制御する必要がないものと思っていたし、追いかけっこといっても2歳児同士のじゃれあいという感じなので、大きな子供の追いかけっことは違いバタバタうるさいわけではないし、走れるほどのスペースだったので誰にもぶつかったりしそうになく誰にも迷惑がかかってないし、微笑みかけてくれる人もいたので気長に見守っていたのですが、例え子供が笑顔でも不快に思う人もいるんだなと反省したのでした。

(よく考えてみるとこのケースの場合は笑い声とかよりも、軽いじゃれあいとはいえ病院内で走り回っていたこと=公共マナーが守れていないことに不快を感じた方が強いのかも。とすると、おじさんの言うとおり「病院では走らないように」と叱るべきだったのかもと後から思いました。)

 

 

それ以来、なんだか笑っている時でもうるさい声を出していないかとヒヤヒヤしてしまうように。

 

 

また別の日に、義理両親や義理兄弟も交えてお座敷の個室でしゃぶしゃぶを食べに行った日のこと。

普段会えない家族たちに会えて、テンションMAXの息子はじっと座っていられず、立ち上がって畳の部屋を走り回ったり、きゃっきゃっと大きな高い声をあげていました。

 

個室なものの、他にもお客さんもいるし、この前の病院のこともあったので

「じっとしてなさい!」「しずかにしなさい!」とつい何度も叱ってしまったのですが、まぁ、聞くわけもなく。。。。

 

幸い、お店の方もあたたかく「あらあら、ぶつからないように気をつけてね」と言うぐらいで、好きにやらせてくれるような雰囲気でした。

実際個室から離れると全く子供の声が聞こえなかったので他のお客さんの迷惑にはなっていなかったのかも。

 

そんな様子を見て義母が

「今は2歳だから、自分の感情をコントロールできないのは当たり前。そう思うと、ああやってきゃっきゃっと大きな声を出してしまのも、本当に心から楽しい証拠よ。

もう少し大きくなると自分の感情も理解して、どうやって表現するかもコントロールできるようになるから今は何言ったって無駄よ。お店の人からも怒られていないんだし、好きにやらせておきなさい。」

 

と言われてそれもそうだなと納得したのでした。まさに先人のお言葉。

本当に息子くんの姿が義理母の言葉通り、「僕はみんなと一緒で嬉しい!」というのが全身で表現されているようで、そんな息子くんの姿は確かにあんまり見られないなぁと思うと、頭ごなしに「静かにしなさい!」と制御してしまうのも可哀想で。

 

 

なので、やはり叱るポイントと叱る度合いはTPOにあわせて変えなくてはいけないなと思いました。

公共の場で病院のように気分の悪い人や弱い人がいたりする時に子供がうるさいと迷惑になりうる場合は、もちろん「うるさいと困る人がいるから、静かにしてね」と言うべきだし、公共の場だったりレストランでも、多少うるさくても状況によって許されそうな時を見極めなくてはいけないなと。

 

義理母の言葉によって心から「嬉しい!」「楽しい!」息子くんの表現に気づくことができ、それを大切にしながら、叱るべき時は正しく叱らなくてはと思ったのでした。